雑学ノート

朝生テレビ「橋下徹は日本を救う?!」 を視て (通算第80号/2012-02-01)

  • 毎月最終金曜日の深夜に放送されているテレビ朝日の「朝まで生テレビ」の平成24年1月27日放送分「激論!大阪市長“独裁ー・橋下 徹”は日本を救う?!」を視聴しました。今回の企画は、橋下市長からツイッターで司会者の田原氏宛に「僕のことを大嫌いな大学教授と直接討論させて下さい!」との申し込みが切っ掛けで実現したそうです。
  • さて、討論参加者は、橋下徹(大阪市長)の外、東浩紀(批評家、早稲田大学教授)、池田知隆(元大阪市教育委員長、ジャーナリスト)、香山リカ(精神科医、立教大学教授「橋下主義を許すな!」共著者)、薬師院仁志(帝塚山学院大学教授「橋下主義を許すな!」共著者)、柳本顕(自民党・大阪市会議員)、山下芳生(日本共産党・参議院議員)、吉富有治(ジャーナリスト、「橋下徹改革者か壊し屋か」著者)の8名でした。
  • 東氏と吉富氏以外は橋下市長にレベルや分野の差こそあれ異論を唱える方々で、いつもの「朝生」とは趣が異なり、アンチ橋下派の論客の質疑に対して、当の橋下市長が直接回答するという形式で実施されました。
  • やたら目立ったのは、香山女史の生理的な反対、山下共産党議員のステレオタイプの自己中的反対、薬師院氏の一点張りの反対など、橋下市長の掲げる政策内容に関する具体的な反論ではありませんでした。それを裏付けていたのは、橋下市長から「反対されるのなら対論を示して戴けませんか!」との投げ掛けにはまったく回答の姿勢は窺えませんでした。
  • ネット上で、面白い分析をしている方がおられました。それは、橋下市長の提言に「ついていけない人」には二つのパターンがあって、①橋下氏の手法が分からない、②変化の先の保証がみえない、という分類です。
  • 私は少し遅れ馳せながら、橋下徹共著「体制維新-大阪都」を精読していますが時代の変化に対応するために政治行政の仕組みを変えるのが政治家の使命だと強調しています。喩えて「OSがウィンドウズ95のままのパソコンでは、いまのウィンドウズ7用の最新のソフトは動かない。」と述べておられます。
  • 企業経営にも通じる点が多々あって、まさに橋下市長は行政組織のビジネスモデルを見直しているのに他ならないとの感想を持ちました。まだ、スタートしたばかりの橋下市政・・・まだ4年の任期があります。彼のやり方を観察し、見守り、そして自己の経営にも活かしつつ、生き残れる大阪、そして自社の体制を固めたいモノです。
       

所長 堀 裕彦 中小企業庁“ちいさな企業

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