雑学ノート

「今年も参禅しました!」 (通算第87号/2012-09-01)

・ 毎年8月下旬に、臨済宗妙心寺派の壇信徒組織である花園会主催で「夏季講 座」が開催され、今年も参加してきました。
 今年で5年目になりますが、私にとっては貴重な修養の機会になりました。

・ 「夏季講座」は2泊3日で実施され、参加者は臨済宗妙心寺派の壇信徒以外の方も多く、広く日本全国から来集されてい
 ます。宿泊先は「花園会館」という壇信徒以外でも自由に宿泊可能な施設で、研修先は「妙心寺」(主に粥座と坐禅)、
 「花園大学」(禅学などの学習)、そして「花園会館」(主に特別講座)の3箇所に分かれており、座学と実践のバランスが
 取れています。

・ さて、今年は開講時に河野太通管長猊下から特別講座として講話がありました。1969年に アポロ11号は人類初の月
 面着陸を果たしたが、その時にフランスのド・ゴール大統領が発した声明が強く印象に残っている。すなわち『古より
 遙か彼方にあった月と人類の距離は極めて近くなった。しかし、将に遠きは人の心だ!』」として、産業革命以来の
 「より多く、より早く!」との価値観には「恩恵」と「弊害」の両面があることを知るべきだ・・・と敷衍され、
 「常に外ばかり気にしておってはならない!」と締め括られたのでした。

・ ともすれば情報過多の時代にあって、自分自身の立ち位置を見失うこともあり、冒頭から管長猊下の講話が身に染み
 ました。その他、2日目のT.Kirchner研究員の「雲水の修行と実践」、同じく中尾良信教授の「葬儀と戒名」、最終日
 の佐々木閑教授の「出家修行者の生活規範」などが印象に残りました。

 

       

所長 堀 裕彦 中小企業庁“ちいさな企業

税務・会計の無料相談はこちら

※どんな些細なことでもご相談ください。

  • 事務所便り
  • 雑学ノート
  • 講演・執筆活動
  • セミナー案内
  • 所長のフォトブログ
  • Facebook
中小企業庁 経営革新等支援機関 “経営サポート
中小企業庁 “ちいさな企業”未来会議サポーター をしております。
第1期 登録アドバイザー